事業紹介
金融業界向け
金融業界とITの関係は今更いうまでもありません。他の業界に先駆けて情報システムを業務に適用したのが金融業界でした。今や金融業界にとって最先端のシステムの力なしには経営が成り立たないほど、業界内の競争は高度化・複雑化しています。
しかしながら、高度な業務知識とIT知識を合わせもち、経営に貢献できる人材は非常に限られています。
ITbookは高度な業務知識とIT知識を有したメンバーを中心として、2013年4月より金融業界向けコンサルティングサービスを開始いたしました。
主に証券・銀行業界の競争力を高めることを目的として、最高水準の金融ITコンサルティングサービスを提供してまいります。
長年金融業界、金融系システム業界に身を置き、様々なプロジェクトを経験したコンサルタントがご支援いたします。
特に有価証券運用関連業務については、広範な商品範囲・業務範囲をカバーし、誰にも負けない経験を持っております。
これらの経験を可視化してコンサルティングメソッドに集約し、高品質なコンサルティングサービスを提供します。
特定のSIやパッケージベンダー、ソリューションに依存しない、真に中立な立場からのコンサルティングを実施します。
中立的な立場から既存システムのアセスメントや新規システム導入の投資判断を適切に行うことができます。
あらゆる制約を排し、顧客にとって最も適切な解決策を提示し、実行するために、ベンダーフリーの立場を貫きます。
我々が目指すのは、システムの導入ではなく顧客のビジネスの成功です。改善の提案やシステムの導入がゴールではありません。業務エキスパート、開発エキスパートが一体となり、事業デザインから業務設計・改善、システム企画・導入、運用に至るあらゆるフェーズで役割を変えながら、顧客のビジネスの成功に向けて支援を行います。
当社がご支援可能な業務領域は以下の通りです。
様々な金融商品、プロセスをカバーする経験豊富なコンサルタントが在籍しております。
幅広い猟奇をカバーすることにより、商品や業務をまたがった業務の効率化、システム投資の最適化を行うことが可能となります。
何のためにITコンサルティングを行うのか。コンサルティングを行うにあたって、何が前提となるのか。
我々がコンサルティングを行う際には、この点を最も重要視します。この目的は顧客が持つ課題から導かれます。
その課題は本当に課題なのか?課題を解決するために、どのような目的を設定するべきか?
コンサルティングを行うにあたっては、ITによって解決できる領域を4つに分け、まずどの点を解決するべきかを設定します。この考え方は、中長期のIT投資計画を策定する際にも活用いたします。
金融業界の広範囲な業務・システム領域に対して、高品質かつ迅速なコンサルティングを提供するために、我々は様々なモデルを活用します。モデルとは特定の視点から対象物を投影し、本質的な要素とその構成を可視化したものと我々は考えております。
我々はこれまでの経験で培ってきた業務やシステムのノウハウを業務別・商品別に分類し、抽象化し、モデルとして可視化・体系化しております。これらのモデルと顧客の個別業務や収益の源泉とのギャップを捉えることにより、課題を迅速に発見し、あるべき姿への道筋をつけることが可能となると考えております。以下はモデルの一例です。
インダストリーモデル
顧客の業界・事業構造を表現したモデルです。モノ・金・情報・人の流れを企業内外の事業体との関連で表現しております。既存ビジネス分析、新規ビジネスモデルの策定の際に活用いたします。
プロセスモデル
商品別・業務別のプロセスフロー・重要業務ロジックを表現したモデルです。課題の対象となる業務の現状分析、改革方針の策定、新プロセスモデルを策定する際に活用いたします。
ドメインモデル
商品別・業務別に管理するべきデータ(オブジェクト)とそのデータ間の関連を表現したモデルです。
顧客内で使われる用語の整理、管理されているデータの分析、新しく商品設計を行うために活用します。
業務機能モデル
商品別・業務別にシステムが行うべき業務を機能として表現したモデルです。機能一覧、機能概要、アーキテクチャモデルとして整理します。既存システムの分析、新規システムの要求分析を行うために活用します。
株式・債券・為替・デリバティブ各有価証券の運用業務に関する効率化・コスト削減、内部統制の要件を満たすための最適な業務設計を行います。
各有価証券のフロントからバックまで様々な有価証券の運用業務に精通したメンバーにより、標準的な業務モデルとのFit&Gapを行うことにより、迅速かつ顧客個別の最適な業務モデルを策定いたします。
個別システム導入における超上流・システム企画フェーズにおいて、業務設計に基づいた最適なIT戦略、ガバナンス、システム・アーキテクチャ設計、ソリューション・プロダクト選定を行います。
当社の特徴である「ベンダーフリー」という立場で、顧客の立場で最適な提案を行うことができます。
特に有価証券運用業務に関わる各ソリューションに精通しております。顧客の状況に応じた最適な選択肢をご提示することができます。
内外債券・株式はもとより、スワップ・スワップション、仕組み預金・貸付、証券化商品に至る様々な商品について最適な商品設計コンサルティングを提供します。
株式・債券・為替に精通したメンバーにより、最先端の金融工学を適用したプライシングモデルを開発すると共に、このモデルを実際のマーケットに合うチューニングを施してシステム化することで、現場のクォンツ・ディーラーの実用に耐えうる商品スキーム・モデル開発をサポートいたします。